Meta Animated Drawingsの使い方と、アップロードしない代わりの方法
Animated Drawingsは、MetaのAI研究所FAIRが公開している無料の研究デモです(sketch.metademolab.com)。人の形をしたキャラクターの絵の写真をアップロードし、見つかった枠・切り抜き・関節を確認して、本物の人の動きから作られた27種類のモーションから1つを選びます。できた短い動画はダウンロードやシェアができます。2026年10月の時点でデモはまだ使えますが、絵はMetaのサーバーに送られ、その元になったオープンソースのコードはもうメンテナンスされていません。
使い方(手順)
- ブラウザでsketch.metademolab.comを開き、Create your Animationをタップして利用規約に同意します。
- 絵の写真をアップロードします。Metaのアドバイスは、線やしわ、破れのない白い紙に描くこと、影のできない明るい場所で撮ること、腕や脚が体に重ならないこと、です。
- 枠の大きさを調整して、キャラクター1人だけをぴったり囲みます。
- ハイライトされた切り抜きを確認します。ペンと消しゴムで直し、くっついている腕や脚は消しゴムで切り離します。
- 関節の点をドラッグして正しい位置に合わせます。腕のないキャラクターでも大丈夫です。ひじと手首の点をキャラクターから遠くに離します。
- モーションを選びます。ダンス、歩き、ジャンプのほか、ボクシングや宙に浮くといったおもしろい動きもあります。動画をMP4でダウンロードするか、リンクをシェアします。
この手順は、デモ自体の説明(英語)にそっています。
絵はどう扱われる?
絵はアップロードされ、Metaのサーバーでアニメーションになります。デモの利用規約によると、Metaは画像を短い期間だけ保存したあとで削除します。ただし、研究への提供に同意した場合は別です。同意は任意です。同意すると、絵は研究者向けの公開データセットに入ったり、モデルの学習に使われたり、論文に載ったりすることがあります。名前は結びつけられませんが、あとから削除を求めることはできません。
アップロードすると、デモに関連して絵とアニメーションを使うライセンスもMetaに与えることになります。利用規約では、デモは個人的な非商用の利用に限られ、イリノイ州とテキサス州の人は利用できず、18歳未満は使ってはいけないことになっています。つまり、アップロードするのは保護者です。
今も使える?
はい。2026年10月11日に確認したとき、デモは動いていました。利用者が多いときは、サーバーが追いつかないというメッセージが出ます。数分後にもう一度試してください。
Metaの研究者は2021年12月にこのプロジェクトを発表し、2023年4月にコードをオープンソースで公開しました。論文は「A Method for Animating Children’s Drawings of the Human Figure」です。GitHubのコード(MITライセンス)は2025年9月にアーカイブされ、もうメンテナンスされていません。今でもダウンロードして、Pythonの入ったパソコンで動かすことはできます。
同じことをiPhone・iPadで、アップロードせずに
Levendeは、切り抜き・骨格・動きという同じ3つのことを、iPhone・iPadの中で行います。Peter Theillが作った独立したアプリで、Metaが作ったものでもMetaと関係があるものでもありません。公開された研究をもとに、ゼロから作り直しています。ちがいは次のとおりです。
- 動く場所:Metaのデモはブラウザの中とMetaのサーバーで動きます。Levendeはデバイスの中で動き、インターネットにはいっさい接続しません。
- キャラクター:Metaは1枚の絵につき、人の形をしたキャラクター1人をアニメーションにします。Levendeでは複数のキャラクターがステージでいっしょに踊り、ぬいぐるみやペット、おもちゃの写真も仲間に入れます。
- 動き:Metaには本物の人の動きから作った27種類のモーションがあります。Levendeは10種類(手をふる、歩く、ジャンプ、ダンス、ジャンピングジャック、バンザイ、くるくる、キック、拍手、ゾンビ)で、タップした場所までキャラクターが歩いていきます。
- 踊る場所:Metaでは動画ができます。Levendeには背景つきのステージと、キッチンのテーブルの上にキャラクターが立つARがあり、音楽つきの動画を自分で撮れます。
- 料金:どちらも無料です。Levendeには広告もアカウントもなく、任意のサポーター購入で機能が解放されることはありません。
モーションの数が多く、パソコンで手軽に使えるのはMetaのデモです。絵を家の外に出したくないときや、複数のキャラクターやARで遊びたいときはLevendeが向いています。くわしい手順はiPhone・iPadで絵を動かす方法をどうぞ。